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 2022.07.15

スポーツ中の膝のケガー前十字靭帯断裂の治療ー

いつもコラムをご覧いただきありがとうございます。

金沢市のBivi接骨院の備前です。

 

今回は、スポーツ中のケガで多い

「前十字靭帯断裂」についてお話させていただきます。

 

前十字靭帯断裂は、ジャンプの着地などで膝を捻ることで起こる怪我の一つです。

一度断裂を起こしてしまうと靭帯が修復されることはないので手術が必要となり、長期間競技から離脱しないといけなくなってしまいます。

 

本記事は、前十字靭帯断裂をして手術後のリハビリに取り組まれている方に向けた記事となっています。

 

 

前十字靭帯とは?

 

膝には主に4つの靭帯があります。

 

「前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯」

その中で膝の前内側から後上方へ走行しているのが、前十字靭帯です。

 

前十字靭帯は脛骨(すねの骨)が前方へズレるのを抑制したり、膝のねじれを制動する働きがあります。

 

膝の安定性に重要な靭帯と考えてください。

 

その靭帯が断裂してしまうことを前十字靭帯断裂といいます。

 

断裂しているわけなので、膝にぐらつきや不安定感を感じる方が多いです。

 

前十字靭帯について詳しく見ていきましょう。

 

 

前十字靭帯断裂の受傷原因は?

 

前十字靭帯断裂の受傷原因は2つに大別されます。

 

まず交通事故やスポーツ時の身体の接触によっておこる「接触型損傷」です。

 

接触型の受傷原因は比較的少ないです。

 

受傷原因の大部分は「非接触型損傷」です。

 

スポーツ時や日常生活での急激なストップ、方向転換、ジャンプ、着地などの際に膝をに捻り受傷します。

 

特にこの非接触型損傷では「ニーイン、トーアウト」といわれるような、つま先が外側に向き膝が内側に入るような受傷の仕方をすることが多いです。

 

 

前十字靭帯断裂の症状は?

 

怪我をして間もない時期は、

 

膝の痛み

 

腫れ(腫脹)

 

動かしづらさ(可動域制限)

 

歩行困難 などの症状を認めます。

 

数週間経過すると、痛みや腫れが軽減して、通常通り歩行可能になります。

 

しかし、スポーツ復帰をすると「膝崩れ」などの膝の不安定性を訴えるようになり、これを放置すると半月板損傷や軟骨損傷を引き起こす原因となります。

 

将来的に、変形性膝関節症になるリスクが高まります。

 

 

前十字靭帯断裂の検査は?

 

前十字靭帯断裂が疑われる場合は、検査「ラックマンテスト」を行います。

 

ラックマンテストは、膝を少し曲げた肢位にして、大腿部(太もも)を抑えた状態で下腿(ふくらはぎ)を前方に引き出して、不安定感を左右で比較します。

 

前十字靭帯の緩みが確認された場合は、断裂が疑われます。

 

前十字靭帯断裂が疑われる場合は、医療機関を受診して、確定診断を受ける必要があります。

 

MRIを撮影することで、前十字靭帯断裂だけではなく、半月板損傷や軟骨損傷が合併していないか確認することができます。

 

 

前十字靭帯断裂の治療は?

 

保存的に治療を行ったとしても、スポーツ復帰の段階で膝に不安定感を感じて、思うようにパフォーマンスを発揮することができないことが多いです。

 

そのため、前十字靭帯断裂の治療は基本的に手術治療を行います。

 

手術前の膝の状態が、手術後の膝の状態に影響を及ぼすことが多いです。

 

手術までに膝をしっかりと伸びきる状態にして、膝が90°付近まで曲がるようにリハビリをしましょう。

 

また筋力を落とさないように、できる範囲での運動をしましょう。

 

 

前十字靭帯断裂のリハビリは?

 

特にこの非接触型損傷では「ニーイン、トーアウト」といわれるような、つま先が外側に向き膝が内側に入るような受傷の仕方をすることが多いです。

 

6つの段階に分けてリハビリを行っていき、安全なスポーツ復帰を目指します。

 

ステージ0 手術前

 

ステージ1 術後管理期(手術直後~2週間)

 

ステージ2 可動域獲得期(術後2週~1か月程度)

 

ステージ3 トレーニング期①(術後1か月~3か月程度)

 

ステージ4 トレーニング期② ランニング開始(3~5か月程度)

 

ステージ5 トレーニング期③ ジャンプ開始(5か月~)

 

6か月~1年がスポーツ復帰の目安です。

 

※手術方法や手術後の経過、リハビリを行う医療機関によって、ばらつきがあるため、上記日数は目安となります。

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