Symptom
腰の痛みでお悩みの方へ
このような症状はありませんか?
◇急に出た痛み
・腰が抜けて動けなくなった
・起き上がり、立ち上がりが辛い
・ぎっくり腰が治って、再発してを繰り返している
◇慢性的にある痛み
・毎朝布団から出る時が痛い
・重たいものを持ち上げたときに腰が痛い
・マッサージでその時はよくなるけど、またすぐに痛くなる
・お尻や腰から足にかけてしびれている
放っておけば治ると思っていませんか?
日本には2800万人もの腰痛をかかえている方がいます。
以前はなんと「腰痛の8割の原因は不明」となっていましたが、近年は検査の精度が向上したことにより、75%以上が診断可能になってきているとの研究結果が出ています。(腰痛ガイドラインより)
痛みの原因をみつけたうえでの治療が大切ということです。
その腰痛、治らないと諦めるのはまだ早いです。

急に出た腰痛の原因は?
急に出た腰痛で最も代表的なものは、「ぎっくり腰」です。
ぎっくり腰は正式な名称ではなく、医学的に急性腰痛症と言われています。
急にがくっと腰が抜けるような症状がでて、強烈な痛みで動くことが困難になる場合もあります。
ぎっくり腰の原因は、医学的にははっきりしたことはわかっていません。
レントゲンやMRI検査を行っても、骨や神経の異常を確認できないことがほとんどです。
医学的なはっきりした原因はわかっていませんが、以下のような方は発症しやすい傾向にあります。

◇不良姿勢
長時間のパソコン作業や、前かがみの姿勢での重労働などで、悪い姿勢が続くと腰への負担が増します。
そこに急激な動作、血行不良などの様々な要因がかさなり、発症します。
◇骨盤のゆがみ、筋肉や筋膜の緊張
ぎっくり腰を発症する方の多くは、骨盤のゆがみが見られます。
骨盤がゆがむことで、腰へかかる負担が増えて、ぎっくり腰を発症します。
ぎっくり腰を発症された方の多くは、腰や股関節周りの筋肉や筋膜に強い緊張を認めます。
◇運動不足
筋肉は温められることで柔軟性があがり、より伸び縮みするようになります。
運動は全身の血行を促して、この筋肉を温めることに繋がります。
血行が不足している状態では筋肉も伸び縮みし辛く、ぎっくり腰を発症しやすいです。
慢性的な腰痛の原因は?
慢性的な腰痛の中には原因がわかっているものと、わからないものがあります。
今回はこの二つにわけて、腰痛を詳しく紹介させていただきます。
【原因がわかっている腰痛】
◇腰椎椎間板ヘルニア
背骨の骨と骨の間にある、クッションの役割をするものを「椎間板」といいます。
加齢やなんらかの負荷が原因で椎間板が飛び出し、神経を圧迫して腰痛や足の痛みやしびれが発生します。
ただし、画像上でヘルニアが認められても、腰痛を伴わないケースもあります。
◇腰部脊柱管狭窄症
背骨や椎間板や関節、靭帯が、年を取ることで加齢性の変化を起こし、神経を圧迫してしまう状態です。
症状は、下肢のしびれや腰痛などです。
また最も特徴的な症状が間歇性跛行(かんけつせいはこう)です。
連続して歩くと痛みや疲労感が現れて、休憩するとまた歩くことができます。
症状が酷い場合は、数mしか連続で歩くことができなくなります。
◇腰椎分離症、すべり症
腰椎分離症とは背骨の一部が疲労骨折を起こし、分離した状態のことです。
骨がまだ成長していない小学生〜高校生ときに、スポーツなどの負担が積み重なり発症します。
野球やサッカーなど、身体の前後屈・回旋を繰り返し行うスポーツによく見られます。
◇腰椎椎間関節症
背骨は積み木が積みあがるような構造をしていて、その1つ1つの積み木が関節を作っています。この関節に過度な負担がかかることで起こる腰痛のことを言います。
通常は片側にだけ腰痛がみられるのと、特定の動きをしたときに痛みが出るのが特徴です。
【原因不明の腰痛】
腰痛の中には原因不明のものもあります。
この原因不明な腰痛になりやすい方の特徴についてお伝えします。
◇筋肉や筋膜の緊張
腰痛で悩まれている方の多くは、腰や股関節の周りの筋肉や筋膜に緊張が見られます。
腰やお尻の筋肉が硬くなり緊張することで、腰への負担が増し、腰痛の原因となります。
また筋肉や筋膜が緊張するとその部分への血行が悪くなるので、さらに筋肉や筋膜が硬くなる悪循環に陥ります。
◇運動不足
筋肉は温められることで柔軟性があがり、より伸び縮みするようになります。
運動は全身の血行を促して、筋肉を温めることに繋がります。
血行が不足している状態では筋肉も伸び縮みし辛く、腰痛の原因となります。
◇不良姿勢
猫背や反り腰など、不良姿勢は腰痛の原因となります。
猫背姿勢でのデスクワークや反り腰姿勢での立ち仕事など、不良姿勢で生活を送ることで腰への負担が増し痛みとなるケースが多いです。

急性、慢性の腰痛への対処法
【急に出た腰痛への対処法】
急に出た腰痛で最も多いのはぎっくり腰です。
ぎっくり腰は1~2週間ほどすれば、痛みがよくなることが多いです。
ですが、適切に対処を行わないと再発しやすい原因になってしまいます。
正しい対処の仕方についてお伝えします。

◇動けるようであれば、できる範囲で動く
動けるようであれば日常生活の範囲内で、できることはしてもよいです。
痛みを我慢して無理に動くことはお勧めしません。
痛みが酷い場合は、動けるようになるまで安静にするのもよいでしょう。
◇患部を冷やすか温める
激しく痛む場合は、一時的に患部を冷やすのがよいです。
ですが、冷やして痛みが増すようなら温める方がよいです。
ケガをしてすぐは冷やすイメージですが、温めて楽になる場合もあります。
【慢性的な腰痛の対処法】
◇できる範囲で運動を行う
できる範囲で動くことは、慢性的な腰痛で有効な対処法です。
運動をすることで、痛みの原因となっている腰や股関節の筋肉や筋膜の緊張がゆるむので、痛みの緩和に繋がります。
無理のない範囲で運動を行いましょう。
◇入浴で血行を促す
筋肉や筋膜の緊張が高いと、その部分の血行も悪くなってしまいます。
入浴は筋肉や筋膜の緊張を緩めて、患部の血行を促します。
腰の痛みを予防する方法
実は最も大切なことは「予防」です。
腰痛の原因は日常生活にあることが多いです。
今からお伝えすることを取り組むで予防することができます。

◇姿勢を注意する
猫背や反り腰など、不良姿勢でいると腰への負担が増します。
ストレッチや軽い筋トレをして、よい姿勢を保つことができる身体を作りましょう。
◇軽い運動をする
負荷の強い運動をすることは、腰痛予防ではあまりよくないことです。
リラックスして呼吸ができる程度の運動を繰り返すことが大切です。
運動内容については、施術の際にお伝えしています。
◇体を温めて、ストレスケアをする
冷えは血流不足や筋肉の緊張を招きます。
なるべくお風呂に使って、腰を温めるのがよいでしょう。
また入浴は、脳の興奮を抑える作用もあり、ストレスケアにもつながります。