爪切りを正しく行えば巻き爪は予防できる
いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
金沢巻き爪ケア専門院の備前です。
冬ですがまだ北陸は雪も降らずに温かい日が続いていますね。
今回は「巻き爪の予防方法」についてお話させていただきます。
✓巻き爪の予防方法を知りたい
✓痛みはないが、巻き爪が進行している
✓巻き爪で靴を履いて歩くと痛い
上記に当てはまる方のために、正しい爪の切り方について解説していきます。
巻き爪は爪の端が皮膚に食い込んで痛みを引き起こす状態で、適切な予防を行うことで発症を防ぐことができます。
目次
間違った爪の切り方を続けると最悪の場合巻き爪が進行
まず大前提、「間違った爪切り」というものがあることを念頭に置かなければいけません。
普段何気なく、行っている爪切りが実は巻き爪を進行させてしまっているケースが多々あります。
私の院に来られる患者様のほとんどが間違った爪切りをしてしまっていると感じているくらいです。
なぜこのような「間違った爪切りを行ってしまう方が多いのかと考えていくと
「爪切りの仕方を教わっていないからだ・・・」
私は気が付いてしまいました。
確かに私もこのような仕事をしているので、「正しい爪切りの仕方」を知っていますが、
この仕事をするまでは「間違った爪切り」を行っていました。笑
このように、知らないことが原因で巻き爪を進行させてしまっている悲しいパターンの方が多い事実があるにも関わらず、
「正しい爪切りの仕方」が広まっていないことが問題だと感じています。
この記事が巻き爪で困っている方の助けになると信じて、書き進めていきます。
「正しい爪切りに用意」するもの
巻き爪を切る際には、以下の物を用意していただくと使いやすくて便利です。
ニッパー型の直線刀爪切り
一般的な爪切りのカーブ刀タイプだと爪の端を切り残しやすいため直線刀がお勧めです。
また、ニッパー型であれば分厚い爪や硬い爪も切りやすいので、病院やネイルサロンはほとんどがニッパーを使用します。
0.3㎜以下のやすり
爪と皮膚の間にやすりを入れ込んで、爪を削っていくので、できるだけ薄いやすりがお勧めです。
私は「ダイアモンドファイル」を使用していますが、上記の条件にピッタリと合うので使いやすいと思います。
キューティクルオイル
正しい爪切りとは、関係ないようにも思えますが、巻き爪の予防方法としてはとても重要です。
健康な爪には、適切な水分量の保持と維持が重要なので、オイルで保湿をして水分が逃げないようにしたいです。
正しい爪切りの方法
この伸びた爪を「正しい爪切りの仕方」で整えていきましょう。
爪の先端をまっすぐに切ろう
巻き爪を予防するためには、爪の切り方が非常に重要になってきます。
ここで活躍するのが、ニッパー型の直線刀になります。
爪の両端は絶対に斜めに切り込まない
爪の白い部分は1㎜程度は必ず残す
一度に端から端まで切らずに、分けて切る
上記ポイントに注意して、真直ぐに爪を切っていきます。
爪の両端を丸く削る
爪の両端は絶対に爪切りを使用してはいけません。
その理由は、失敗して深爪を起こしてしまうことが多いからです。
そこで重要になってくるのが、0.3㎜以下のやすりです。
やすりを使って爪の両端を削って丸くしていきます。
ここからがとても重要だけど、なかなか教えてもらえないポイントです。
爪の両端の皮膚に埋もれた部分もやすりを使って削っていきます。
このようにやすりを当てることで、爪の両端の皮膚に埋もれた部分を削っていくことができます。
ただし注意してほしいポイントがあります。
爪の白色とピンク色の境目を超えて、ピンク色側にやすりをかけると深爪になってしまうので、白色の爪の範囲でやすりをかけるようにしてください。
少し難しい技術になるので、わからない場合は、お近くの巻き爪サロンで相談してみるもよいと思います。
爪の先端を整える
最後は、爪の形が綺麗に見えるように先端にやすりをかけて整えてあげます。
以上が正しい爪切りの仕方です。
最後に
軽い巻き爪であれば、この方法で十分に対応できると思いますが、
巻き爪の程度が強くなってきてしまうと、この方法では対応できなくなってきてしまいます。
その場合は、お近くの巻き爪サロンで巻き爪ケアをして綺麗な爪になってから、
再発予防の対策としてこちらの方法を実践していただくことを強くお勧めします。
このような重度の巻き爪はこの方法で爪切りを行うことはできません。
この方は60代女性でしたが、7回の巻き爪ケアを月に1回行いながら半年程度でこの状態になりました。
重度の巻き爪は放っておいても良くなることはなく、むしろ悪化して進行してしまうケースも多々あります。
お早めに信頼できるサロンを見つけて、相談しに行ってみてはどうでしょうか?
金沢巻き爪ケア専門院 ビビ