Symptom
腰痛、骨盤痛
腰痛、骨盤痛の考えられる原因は?
単に腰痛、骨盤痛と言っても色々な種類があります。
以前から痛みが続いている慢性痛や、ぎっくり腰といわれる急性腰痛などが代表的な疾患になります。
その原因は、腰痛ガイドラインを参考にすると5つに大別されます。
①脊椎由来
②神経由来
③内臓由来
④血管由来
⑤心因性、その他
特に接骨院に来院されることが多いのは、①脊椎由来の方です。
①脊椎由来に関して、詳細に分類することができます。
腰椎捻挫、腰部挫傷(いわゆるぎっくり腰)
退行性変性(椎間板性、椎間関節性)
腰椎椎間板ヘルニア
骨粗鬆症による椎体圧迫骨折
脊柱管狭窄症
腰椎すべり症
腰椎分離症
外傷性骨折、先天性疾患、悪性腫瘍、炎症性関節炎、感染
以前は「腰痛の8割の原因は不明」となっていましたが、近年は検査の精度が向上したことにより、75%以上が診断可能になってきているとの研究結果が出ています。(腰痛ガイドラインより)
痛みの原因をみつけたうえでの治療が大切ということです。
痛みの原因となりやすい、腰椎捻挫、腰椎分離症、骨粗鬆症による椎体圧迫骨折について簡潔にお伝えします。
腰椎捻挫、腰部挫傷「ぎっくり腰」
ぎっくり腰は、「急性腰痛症」といい、急性に発症した腰椎全般のことを言います。
重量物を持ち上げた際になどに、急に現れる痛みです。
「魔女の一撃」と呼ばれるほど痛みが強く、症状が強い場合は体動困難となることもあります。
背骨周りの筋肉や椎間板、椎間関節に問題が起きて生じます。
レントゲンなどを撮影しても、明らかな異常所見はないことが多いです。
腰椎分離症
先天的な遺伝によって腰椎が弱く、分離していることもありますが、多くの場合は後天的です。腰部への繰り返しのストレス(回旋や伸展)によっておこる一種の疲労骨折です。特に発育期のオーバーユースによって生じることが多いです。
症状は片側性の腰痛や大腿後面への放散する痛みが出現します。
診断にはレントゲンが有用であり、分離症が疑われる場合は、一度医療機関の受診を勧めさせていただきます。

骨粗鬆症による椎体圧迫骨折
椎体圧迫骨折は背骨が骨折している状態です。
転倒して尻もちをつく、といった軽い衝撃でも起こってしまいます。
「いつのまにか骨折」といわれるほど、骨粗鬆症が基盤にあると軽度の力で骨折を起こしてしまいます。
転倒して骨折をさせないための予防が大切です。
下半身の筋力やバランス訓練を行い、転倒の予防に努めることが重要となります。
当院の治療の考え方
当院は「原因因子と結果因子」の考え方のもと治療を行っております。
「原因因子」とは、症状を起こしている原因のこと
「結果因子」とは、その原因の結果起こった症状のことを指します。
たとえば、寒いと感じると厚着をします。
これは、寒いと感じた「結果」に対して行動しています。
しかし、そもそも寒いと感じる「原因」は部屋の温度(寒さ)にありました。
部屋の温度を調整することで、厚着をする必要がなくなりました。
例えがわかりづらかったら申し訳ありません。
身体にあてはめてみると、
「結果因子=痛みや痺れ」、「原因因子=筋肉や関節の問題など」となります。
この場合の痛みは原因があっての結果であり、原因に対して介入しないと根本的な解決にはつながりません。
腰が痛いからと言って、腰に原因があるとは限りません。
胸椎(胸の骨)や股関節の使い方が原因でストレスがかかり、結果として腰部に痛みが出ている可能性もあります。
しっかりと原因を見極めたうえで、適切な治療をおこなっていきます。
当院の治療の特徴①
当院の治療の特徴は「丁寧さと手技療法中心の治療」です。
初回は40分から1時間程度、時間をしっかりとかけて、お体の状態を評価して丁寧に施術を行います。
姿勢や動きの中から、痛みの原因となっている部位を特定して、施術を行います。
ただ電気を当てるだけの対象療法は当院は行いません。
お体の状態に合わせて、手技(手で触る)や運動指導を中心に根本的な痛みの改善を目的に治療を行っていきます。
接骨院で治療してもらった時はいいけど、すぐに戻ってしまうと感じている方も多いのではないでしょうか?
接骨院での治療時間は1日のうちで数十分です。
また毎日通院できるわけでもありません。
そのため、自宅でのセルフケアなどのコンディショニングが大切になってきます。
当院の治療時間が長い理由の一つは、初回でこのコンディショニング方法をお伝えするためです。
少ない治療日数で痛みが改善できるように、自宅でのコンディショニングを行うようにしていただきます。

当院の治療の特徴②
当院は金沢市内で初導入の治療器「ラジオ波 ウィンバック」を使用して、施術を行います。この治療器を使用して、「ヒートハンド施術」という独自の施術を行っています。
ヒートハンド施術とは、ブレスレットを私の手に着用して、手からラジオ波を流しながら施術を行う方法です。
ラジオ波を流しながら施術を行うことで、筋肉が通常よりも短時間でしっかりと緩み、指が中々入っていかないような深層の筋に対してアプローチすることができるので、高い治療効果が期待できます。
